今日の母はよく喋りました。
今日のSCUは他に面会の人がおらず、面会時間をおまけしてもらいました。
面会時間は45分!
これまでの最長記録です!
母はだいぶ言葉が出やすくなっていました。
正確には話せていませんが意味は分かりました。
「私はちゃんと話せていないんじゃないかと思うの」
「話そうと思ってることと違うことを喋ってる気がする」
という意味の事を言っていました。
実際は、ちゃんとした言葉ではないので覚えておこうとしても覚えられません。
言語障害の影響で一部の単語が出てこないのです。
例えば、『くだもの』と言おうとして『さかな』と言ってしまった場合、
母は自分が発した『さかな』という音が耳に入ります。
そうすると、母は『さかな』ってなんだ?
となるようです。
『さかな』は母の中で『くだもの』を意味するのではなく、
果物でも魚でもないのです。
回復期のリハビリでは、言葉とその意味を結びつけるということをするのだと思います。
今日のお土産は、食べ物の写真集にしました。
ケーキ、果物、料理の写真集です。
母はとても喜んでくれました。
母は、「おいしそう」「きれい」「あかがいい」とコメントしながらページをめくっていました。
シフォンケーキのページで
「これはシフォンケーキだよ」
「これはわかるシフォンケーキ」
「ふわふわでおいしいやつな」
ラズベリーのページでは
「これはラズベリーな お菓子にしたらおいしいんでぇ」
「これは消毒とかちゃんとしないとダメなんでしょ
今が一番美味しい時期でしょ」
という意味のことを話していました。
ロールパンのページでは
「おいしそー」
「お家帰ってきたら作ってあげるよ」
シュークリームのページでは
「これはシュークリーム 中が空っぽでクリーム詰めてたべるんだよ」
「そうなの? へぇー」
チャーハンのページでは
「これはチャーハン ご飯と野菜とお肉を混ぜて炒めてあるんだよ」
「それはおいしいね」
ポトフのページでは
「これはポトフ キャベツと人参とじゃがいもとソーセージがはいってるんだよ
外国の料理じゃな」
「えーそうなの これがきれい」
とソーセージを指さしていました。
すべてを忘れても、
今の瞬間を楽しむことはできるのです。
空を見つめて黙る場面もありました。
母は考え事をしているようでした。
でも、以前のように「わかんないなー」「ダメだなー」ということはありません。
頭を叩くこともありません。
思い出せない事に苛立っている様子はありません。
ゆっくりとことばを探しているようでした。
20分経過して看護師さんが迎えに来ました。
「もう時間ですか」
「Fさん もう少しおしゃべりする?」
母がよく喋っているのを見て面会を延長してくれました。
「いい人やなぁ」
「そうなんです みなさんやさしくて よくしてくださって」
「いごこちいいな」
「そうなんです ほんとによくしてくださって」
「私はいつまでここに居るのやら」
とも、言っていました。
「次はな 別の病院にいって いろいろ練習するんだって」
「えぇー ほんとう?」
「ほんとよぉー」
45分の面会が終わりました。
「これはかりといていいの?」
「これ見て 食べたいもの決めといて」
母が帰宅したら写真集のお菓子と料理を全部作ってあげよう思います。
今日の様子だと、母と一緒に料理することもできるかもしれません。
よかった
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