この顕微鏡でカラー背景暗視野の4K動画を撮っています。
ヤフオクにはとんでもないものを組み合わせた顕微鏡の出品ばかりなのですが、CH2は比較的まともな状態で出品されているものが多いです。
私はCH2にBH2の三眼鏡筒を取り付けています。照明はLEDに換装しています。LED化は暗視野動画を撮るためには必須となります。元から付いているハロゲンランプは非常に暗いので暗視野での動画撮影には使えません。動かないものを撮るのであれば元のハロゲンランプで問題ありません。
LED化しているので電源はACアダプターからの給電になります。
LED換装後もオリジナルの電源スイッチと光量調節ダイヤルを使うことができます。
外観はオリジナルとほぼ変わりません。リレーレンズは三眼鏡筒のカメラポートに取り付けます。顕微鏡の対物レンズは高倍率になるとピントの合う範囲が狭くなるので、拡大したい場合は低倍率の対物レンズに高倍率のリレーレンズを組み合わせています。
CH2のコンデンサーは下部にフィルターホルダーがあります。はめ込み式なので下に引っ張って外します。レンズの上にフィルターを設置します。暗視野観察用の遮光板をここに取り付けます。
コンデンサーは左側のノブを回して上下させます。一番上にあげて使います。
コンデンサーは左のネジを緩めると取り外すことができます。37 mmのリングにはめ込む方式なので径が同じであれば他の物を流用できるかもしれません。コンデンサーは位相差と暗視野を切り替えられるコンデンサーと交換することができます。
対物レンズは有限補正系のもを使います。Olympus SPlan 4, SPlan 10, SPlan 40, Nikon 20を取り付けています。メーカーが異なっていても同焦点距離と機械鏡筒長が同じであれば混在させられます。大半の有限補正系のレンズは同焦点距離45 mm機械鏡筒長160 mmです。メーカーにこだわらなければノーブランドの対物レンズは数千円で購入可能です。
コンデンサーの絞りはこのレバーで調節します。暗視野観察の場合は全開にします。
BH2の三眼鏡筒を取り付けています。
鏡筒は右側のネジを緩めると取り外すことができます。CH2とBH2はこの部分の構造が同じなので互いに流用することが可能です。CH2の三眼鏡筒でも問題ないのですが流通量が少ないのでBH2用の方が見つけやすいです。また、鏡筒を取り外した部分に偏光板を入れてコンデンサーのレンズの上にも偏光フィルター(カメラ用の物なども使用できます)を乗せると偏光観察をすることが可能です。
以上、最近よく使っているシステムの紹介でした。CH2は状態の良いものが多く価格も手ごろで、LED化も可能と非常にお得な顕微鏡だと思います。コンパクトで置き場所に困らないのも良いところです。明視野、暗視野、偏光観察では一番のおすすめ機種です。
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