顕微鏡徹底カスタマイズガイド
顕微鏡の先には見たことの無い世界が広がっています。肉眼で見ることのできる限界は100μmほど、光学顕微鏡では200nmほどまで見ることが可能です。光学顕微鏡には、観察対象の反対側から照明を当てる透過光観察に、明視野、暗視野、位相差、偏光、微分干渉の観察法があります。観察する側から照明を当てる落射照明観察法では明視野、暗視野、偏光、微分干渉、蛍光といった観察法があります。それぞれの方法にそれぞれ特徴があり、肉眼では見られないものを見られるように工夫されています。
顕微鏡は観察するだけでも楽しめるのですが、せっかく目にしたものを記録してみたいと思ったことはないでしょうか。顕微鏡で写真、動画を撮影する最良の方法を紹介します。
顕微鏡で写真撮影する方法はいくつかあります。
コリメート撮影(接眼レンズにカメラのレンズを当てて撮影する方法)
*画質がイマイチであることが多い。
*セッティングに手間がかかる。
*カメラの固定方法に工夫が必要である。
小型の顕微鏡用カメラを使う方法
*画素数が少ないものが多い。(画素数が多いものは高い)
*動画を撮影することができない。(できてもSDサイズの低画質)
*撮影用のPCが必要である。
研究用の顕微鏡カメラを使う方法
*価格が非常に高い(数十万~数百万円)
*値段の割に画素数が少ないものが多い。
*動画の撮影に対応したものはほとんどない。
*ファイル形式が特殊な場合が多い。
*撮影用のPCが必要である。
レンズ交換型カメラを取り付けて撮影する方法
*画質は十分で、動画の撮影も問題ありません。
*カメラは好きなカメラを使うことが可能で、好きなように撮影できます。
唯一の欠点はカメラを顕微鏡に取り付けるアダプターがほとんどない(あっても高価)という点でした。小世界研究所では顕微鏡カメラアダプターを開発し、手軽に好きなカメラで顕微鏡撮影ができるようにしています。
このブログではレンズ交換型カメラを顕微鏡に取り付けて撮影する方法を紹介しています。
顕微鏡の接眼部には三眼鏡筒と言われるものがあり、目で見るための接眼レンズ2つの他に写真撮影用のレンズを取り付ける部分があります。この写真撮影用ポートにカメラを取り付けて撮影します。日本のメジャーな顕微鏡メーカーはオリンパスとニコンです。どちらもカメラメーカーなので「カメラを取り付けることは簡単だろう」と思っていたのですが、そうでもありません。不思議なことに、現在単純にレンズ交換式カメラを顕微鏡に取付けるアダプターはオリンパスからもニコンからも発売されていません。レンズ交換型カメラのアダプターが発売されていない理由は、現在主流の顕微鏡撮影用カメラが、小さなセンサーサイズのカメラになってしまったからでしょう。各社が販売している顕微鏡用カメラは殆どが1型以下の小さなセンサーになっています。2014年にNikonがフルサイズセンサーの顕微鏡カメラ(DS-Ri2)を発売して話題になりましたが、その後モデルチェンジはされていないようなのであまり力は入れていないようです。小世界研究所の顕微鏡カメラアダプターを使えば簡単にレンズ交換型カメラで顕微鏡撮影をすることができます。このアダプターを開発するまでに、多くの時間と無駄なお金を費やしてしまいました。この記事では、お金と時間を無駄にしない顕微鏡撮影の始め方を紹介していきます。
顕微鏡は観察するだけでも楽しめるのですが、せっかく目にしたものを記録してみたいと思ったことはないでしょうか。顕微鏡で写真、動画を撮影する最良の方法を紹介します。
顕微鏡で写真撮影する方法はいくつかあります。
コリメート撮影(接眼レンズにカメラのレンズを当てて撮影する方法)
*画質がイマイチであることが多い。
*セッティングに手間がかかる。
*カメラの固定方法に工夫が必要である。
小型の顕微鏡用カメラを使う方法
*画素数が少ないものが多い。(画素数が多いものは高い)
*動画を撮影することができない。(できてもSDサイズの低画質)
*撮影用のPCが必要である。
研究用の顕微鏡カメラを使う方法
*価格が非常に高い(数十万~数百万円)
*値段の割に画素数が少ないものが多い。
*動画の撮影に対応したものはほとんどない。
*ファイル形式が特殊な場合が多い。
*撮影用のPCが必要である。
レンズ交換型カメラを取り付けて撮影する方法
*画質は十分で、動画の撮影も問題ありません。
*カメラは好きなカメラを使うことが可能で、好きなように撮影できます。
唯一の欠点はカメラを顕微鏡に取り付けるアダプターがほとんどない(あっても高価)という点でした。小世界研究所では顕微鏡カメラアダプターを開発し、手軽に好きなカメラで顕微鏡撮影ができるようにしています。
このブログではレンズ交換型カメラを顕微鏡に取り付けて撮影する方法を紹介しています。
顕微鏡の接眼部には三眼鏡筒と言われるものがあり、目で見るための接眼レンズ2つの他に写真撮影用のレンズを取り付ける部分があります。この写真撮影用ポートにカメラを取り付けて撮影します。日本のメジャーな顕微鏡メーカーはオリンパスとニコンです。どちらもカメラメーカーなので「カメラを取り付けることは簡単だろう」と思っていたのですが、そうでもありません。不思議なことに、現在単純にレンズ交換式カメラを顕微鏡に取付けるアダプターはオリンパスからもニコンからも発売されていません。レンズ交換型カメラのアダプターが発売されていない理由は、現在主流の顕微鏡撮影用カメラが、小さなセンサーサイズのカメラになってしまったからでしょう。各社が販売している顕微鏡用カメラは殆どが1型以下の小さなセンサーになっています。2014年にNikonがフルサイズセンサーの顕微鏡カメラ(DS-Ri2)を発売して話題になりましたが、その後モデルチェンジはされていないようなのであまり力は入れていないようです。小世界研究所の顕微鏡カメラアダプターを使えば簡単にレンズ交換型カメラで顕微鏡撮影をすることができます。このアダプターを開発するまでに、多くの時間と無駄なお金を費やしてしまいました。この記事では、お金と時間を無駄にしない顕微鏡撮影の始め方を紹介していきます。
買って失敗したカメラアダプターについてはこちらを見てください。
顕微鏡写真撮影に必要なもの
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