本日の写真はミカンの砂のうの細胞です。左は透過光の明視野観察、右は同じ細胞の落射蛍光観察です。砂のう(砂じょうが正式な呼び方のようです)を酵素処理してから押しつぶした標本です。封入剤にDNAを染める色素(Hoechst33342)を入れています。核が青く光っています。緑と赤の蛍光はB励起とG励起の自家蛍光です。意外だったのは、無色の小さな粒がB励起で緑の蛍光を発していたことです。それと、ミカンのオレンジ色は細胞内のオレンジ色の細胞小器官か何かの色だったのですね。知りませんでした。高校の生物の先生で、砂のうが一つの大きな細胞だと教えている方がおられるそうです。砂のうは器官もしくは組織で、多数の細胞で構成されています。顕微鏡で見たらすぐわかるので見てみてください。
顕微鏡:Olympus BX51
対物レンズ: Olympus UPlan Apo 40x
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