使えなかったカメラアダプター

顕微鏡撮影のマニュアル本を販売中です。

 カメラアダプターの開発を始めるまでに無駄に買ってしまったカメラアダプターを紹介します。

小型のCCDカメラなどに使う0.5xのリレーレンズの入ったカメラアダプターです。
eBayで購入しました。
マウントはCマウントなのでC-Eマウント変換アダプターを付けて取り付けました。
視野全体が丸く写ります。
倍率0.5倍はAPS-Cのセンサー用ではないのでこうなります。
ノーブランドのアダプターなのですが、意外なことに収差はほとんど無いようです。 
対物レンズ Olympus Splan 4
100μmの目盛りのミクロメーター

対物レンズ Olympus Splan 10
100μmの目盛りのミクロメーター

対物レンズ Nikon 20
10μmの目盛りのミクロメーター

小型のCCDカメラなどに使う1xのリレーレンズの入ったカメラアダプターです。
eBayで購入しました。
マウントはCマウントなのでC-Eマウント変換アダプターを付けて取り付けました。
視野全体が丸く写ります。
APS-Cのセンサ-には倍率が足りていません。
 それにしてもひどいレンズですね。
ものすごい歪み方です。
小型センサーのカメラにも使えませんね。
対物レンズ Olympus Splan 4
100μmの目盛りのミクロメーター

対物レンズ Olympus Splan 10
100μmの目盛りのミクロメーター

対物レンズ Nikon 20
10μmの目盛りのミクロメーター


AmScopeの2倍のリレーレンズが入ったカメラアダプターです。
アダプターはTマウントなので、T-Eマウント変換アダプターを付けて取り付けました。
やっと四角く写るようになりました。
これで解決かと思ったのですが
このリレーレンズは周辺部が僅かに丸く歪んでいるのと
周辺部のピントがずれてしまいます。
planレンズの意味が無くなるので使っていません。
 
対物レンズ Olympus Splan 4
100μmの目盛りのミクロメーター

対物レンズ Olympus Splan 10
100μmの目盛りのミクロメーター

対物レンズ Nikon 20
10μmの目盛りのミクロメーター

Olympusの小型CCD用のカメラアダプターU-PMTVCのレンズを取り除いて
C-Tマウント変換リングとT-Fマウント変換アダプターを付け
F-Eマウント変換アダプターでカメラに取り付けました。
けっこう使えるのですが、暗視野観察や蛍光観察などでは反射光が写ってしまいます。
原因はアダプター上部の銀色の部分です。
ここを黒く塗れば良いのかもしれません。
ただし、カメラの位置が適切ではないので理論値よりも広く写ります。
また、ピントの合う位置もずれてくるので対物レンズによっては
ピントを合わせられなくなります。
対物レンズ Olympus Splan 10
リレーレンズ Olympus NFK2.5
100μmの目盛りのミクロメーター

10倍の対物レンズと2.5倍のリレーレンズの組み合わせで、APS-Cサイズのカメラで撮影すると
23.4mm(センサーの長辺)/10(対物レンズ倍率)/2.5(リレーレンズ倍率)=936μm
となります。
理論上、写真の長辺が936μmになるのですが、このアダプターでは1230μmほどになっています。

対物レンズ Nikon 20
リレーレンズ Olympus NFK2.5
10μmの目盛りのミクロメーター

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