APS-Cセンサーでフルサイズの画角撮影・・0.7xリデューサーアダプター試用記

 顕微鏡徹底カスタマイズガイド発売中です。

顕微鏡撮影ではリレーレンズとカメラのセンサーのサイズで画角が決まります。APS-Cセンサーで一番広く写すには2.5倍のリレーレンズを使います。2.5倍のリレーレンズは本来はフルサイズ用のリレーレンズでAPS-Cでは一回り狭い範囲を撮影することになります。より広い範囲、フルサイズと同じ画角で撮影したと思いリデューサーアダプターを使ってみました。まずは撮影例です。ヒメアカタテハの翅です。
観察方法: 落射暗視野観察
顕微鏡: Olympus BH-2
BH-2 UMA投光管使用
対物レンズ: Olympus Neo SPlan 10x NIC
リレーレンズ:Olympus NFK2.5
カメラ: Sony NEX-5R
Helicon focusで深度合成
0.7xリデューサーアダプター使用

リデューサーアダプターなし

赤枠内がリデューサーアダプターなしで撮影された範囲です。
リデューサーアダプターを使うと広い範囲を写すことができます。
1.3倍ほど広く写せて面積では二倍ほど広く写せます。

VILTROX NF-E スピードブースター 0.71x MF ニコン Nikon Fマウントレンズ→ソニー SONY Eマウントカメラ マウントアダプター
0.71倍のレンズが入ったマウント変換アダプターです。

F-Eマウント変換アダプターと同じく、FマウントのカメラアダプターとEマウントのカメラの間に装着します。

電子接点は必要ありません。

APS-Cセンサーの焦点距離はフルサイズ換算で1.5倍になります。この0.71倍アダプターを使うと
1.5 x 0.71 = 1.065倍
となります。
これでほぼフルサイズの画角と同じになります。
 顕微鏡写真の場合もAPS-Cセンサーでフルサイズと同じ画角で撮影することができました。このアダプターは画質が落ちる事はありませんでした。シャッタースピードは0.7倍アダプターなしで1/60秒だったところ、0.7倍アダプターありでは1/80秒になりました。広い範囲の光を取り込むのでシャッタースピードが上がっています。これがspeed boosterと銘打っている所以です。
 より広い範囲を写したいけれどフルサイズのカメラは高いしな・・・とお悩みの場合には試してみるとよいと思います。アマゾンで10000円ほどで、eBayでは8000円ほどで売られています。


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