4K顕微鏡動画撮影システム

4K顕微鏡動画撮影システムの紹介です。
ハードウェアの記事の検索が多いようなので4K顕微鏡動画撮影システムの紹介です。
Sonyのミラーレスカメラα6300と外部レコーダーATOMOS Shogun Infernoを組み合わせています。
 α6300は4K動画を撮ることができるカメラの中では発売時期が早いので中古価格はだいぶ下がっています。4万円以下で購入可能です。6000シリーズの最新機種と画素数や動画撮影機能は全く同じです。オートフォーカスなどに違いがあるのですが、顕微鏡撮影では必要のない機能ですのでα6300は顕微鏡撮影に特化するのであれば非常にお買い得です。
 外部レコーダーというものになじみは無いと思います。これは業務用のビデオカメラでの撮影に使われるもので、カメラから出力された映像を録画するものです。普通のデジカメでは内部のメモリーカードに録画するのですが「録画する」という作業はけっこう大変な作業でカメラが発熱します。カメラの温度が高くなるとシャットダウンされて撮影できなくなってしまいます。α6300では10分程度連続で録画できれば良い方ではないかと思います。これでは決定的な場面を逃してしまうので、発熱対策として外部レコーダーを導入しました。
カメラ設置の方法などは撮影法の記事をご覧ください。

α6300のHDMI端子から映像を出力します。

ATOMOS Shogun InfernoのHDMI端子に入力します。

カメラの設定です。レコーダーにつなぐと4K映像の出力先を選ぶところがアクティブになります。HDMIのみ(30p)を選択します。
HDMI設定でこの写真のように設定します。HDMI機器制御は一応「入」にしましたがどうでもよいです。理由はあとで説明します。
ATOMOS Shogun Infernoの設定です。録画フォーマットの設定です。CODECをProResに設定します。ProRes RAWを選んでしまうと次に設定する入力の部分でHDMIが表示されません。HDMIはProRes RAWに対応していません。


録画フォーマットの設定の次に入力の設定を行います。SDIになっていればHDMIに変更してください。これでカメラに光を入れると像がShogunにも表示されます。外部モニターではないので設定などの表示はでてきません。Shogunには録画される映像のみが表示されるので、カメラの設定はカメラのモニターで確認します。
 録画の開始方法ですが、ShogunのRecボタンで行っています。カメラの録画ボタンで開始することも可能なのですが、カメラの録画ボタンは基本的に押しにくいところにあり、顕微鏡撮影の場合カメラの位置が高いのでわざわざカメラを操作するメリットはありません。なのでShogunの録画ボタンを使っています。録画フォーマットのProResはカメラ内部で記録する形式よりも情報量の多いフォーマットで、録画後に調整を行う事を前提としたフォーマットです。ただし、顕微鏡撮影の場合、色味などは完全にコントロール下におけるので調整はそんなに必要ではないかなと思っています。

4K動画は低倍率での撮影に向いていると感じています。高倍率になると光学限界もあってあまりメリットはないかもしれませんが、低倍率で撮るとfull HDの動画とは別次元の映像になります。外部レコーダーは敷居が高いかもしれませんが、カメラだけでも4K動画は撮影できますので挑戦してみてください。

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