SONY NEX5のCMOSを様々な観察法で見てみました。

顕微鏡徹底カスタマイズガイド発売中です。


 SONYのミラーレスのNEX5のCMOSを観察しました。これは私が最初に買ったミラーレス機で、発売されてすぐに購入しました。タイムラプスを撮りまくっていたらシャッターが壊れ、修理して一年ほどで電源スイッチが壊れ、自分で修理しようと分解して止めを刺してしまいました。これまでCMOSの掃除はけっこう緊張して行っていたのですが、分解してみたところ、センサーは厳重にカバーされていました。まず0.5 mmほどのガラスにIRカットフィルターが付いたものが最前面にあります。その下に透明な0.5 mmほどのガラスがもう一枚あってCMOSとなります。CMOSの上に二重のガラスがあるのです。緊張して損しました。

緑2つに対して赤青1つずつの画素があり、画素の大きさは縦横2.5 μmでした。それぞれの画素には丸いレンズ状のものが付いているようです。集光レンズでしょうか。暗視野+偏光観察で見ると光の映り込みの具合でドーム状になっている事が分かります。それぞれの画素の色は自身と周りの画素の値から計算して出すそうです。知らなかった・・・・。だから偽色が出るのですね。SIGMAのFOVEONのセンサーも観察してみたくなりました。再起不能のカメラ手に入らないですかね。

落射偏光観察
Microscope: Olympus BH2 UMA
Objective lens: Olympus NeoSPlan 50 NIC
Relay lens: Olympus NFK2.5
Camera: Sony α6300

落射明視野観察

落射暗視野観察

落射暗視野+偏光観察

落射微分干渉観察

観察したCMOSセンサー


Comments