「新しい顕微鏡」作りました。

 「新しい顕微鏡」を作ってみました。「新しい顕微鏡ってなんだ?」と思いますよね。接眼レンズのない顕微鏡です。写真撮影にリレーレンズを使いません。従来のシステムでは、リレーレンズの倍率とカメラのセンサーサイズで撮影範囲が決まってしまいストレスを感じていました。そこで、リレーレンズの制約がない新しいシステムを作ってみました。けっこう上手く出来ました。まだ試作段階なので写真にはぼかしを入れてあります。これは何と言う顕微鏡になるのですかね。デジタル顕微鏡でしょうか?光学系に縛られないシステムなので、本体を新調せずとも様々なメーカーの対物レンズを使うことが可能です。

Olympus CH2の本体に取り付けた例です。
機種、メーカー問わず取り付けることが可能です。
光学系と機種をそろえる必要がないので、手持ちの本体に使ってみたい対物レンズを組み合わせる事が可能です。

新しい顕微鏡で暗視野観察したトリハジラミです。
対物レンズはOlympus Ach10です。
カメラはPanasonic GH5です。

上の写真と同じ条件で明視野観察した0.01 mm目盛りのミクロメーターです。
従来のシステムで撮影できる範囲の倍以上の範囲を撮影できます。

Olympus CH2に光学系の異なる3つの対物レンズを取り付けて撮影しました。
これらの対物レンズの光学系の規格は全く異なります。


Nikon LE Plan 5x, Olympus Ach 10xはきれいな像になっています。
Leitz NPL FLUOTAR 50xは色収差が出てしまいました。
なんとかできないか検討中です。




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