フラッシュを使った顕微鏡撮影

 フラッシュを使った顕微鏡照明装置を開発中です。フラッシュ照明装置は、ピントを合わせるための通常の照明光とフラッシュの光を同じ光路に入れられる照明装置です。下の写真が試し撮りの結果です。フラッシュを使う目的は「動きを止めて撮影する」ということです。微生物は基本的に動きっぱなしで、止めて撮る事は難しいのでフラッシュ(ストロボ)で動きを止めて写そうと考えました。サンプルの写真は透過照明暗視野観察です。暗視野照明は光量が減って止めて写すことが難しくなります。フラッシュ照明を使うことで止めて写すことができました。通常の照明でシャッタースピードを上げる為に照明光を強くすると大抵の微生物は嫌がって逃げたり隠れたりと行動を変えてしまうのですが、フラッシュ照明ではそういう事は無いようでした。

イタチムシ
フラッシュを使った暗視野照明で撮影
この写真だけトリミングしています。
イタチムシは素早く動きまわるので、通常の暗視野照明で止めて写す事は難しいです。

ゾウミジンコ
フラッシュを使った暗視野照明で撮影

カイミジンコ
フラッシュを使った暗視野照明で撮影



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