BH2ステージギヤ補修部品完成しました。

Olympus BH2ステージギヤの補修パーツの販売を開始しました。

  BH2のステージギヤの補修パーツが完成しました。試作一回目で出来てしまいました。出力も積層型の3Dプリンターで大丈夫でした。本日、光造形3Dプリンターが届いて開梱したところだったのですが、積層型の3Dプリンターでギヤがきれいに造形出来てしまいました。試作のつもりで印刷したのですが全く問題無い品質です。積層型をなめてはいけませんでした。光造形3Dプリンターどうしよう・・・。

 ステージギヤを補修パーツに交換して動かしてみました。動きに全く問題はありません。

補修パーツに換装したものです。

 
 取り外したクラックが入ったステージギヤです。外してみて驚いたのは、このパーツの金属部分とプラスチックのギヤの部分は分離不可能な構造になっていました。金属パーツを入れた状態でプラスチックの成型が行われているようです。かなり無理やりな製造方法で、全て金属で作った場合のギヤを削る工程のコストと時間を削減するためにギヤだけプラスチックにしたのではないかと思います。このプラスチックが縮んでくるためクラックが発生するようです。プラスチックは、経年劣化がなくとも固まる際に収縮するので、製造当初からプラスチックの縮みによるクラックが発生していた可能性があります。全てのBH2は一度ステージギヤを点検する事をおすすめします。
*Tさんからの情報で、1999年頃製造のBH2はステージギヤが金属製になっていると教えていただきました。ギヤが真鍮の金色に輝いているので簡単に確認できます。


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