前の記事でHDDのプラッタを使った落射照明微分干渉観察法をご紹介しました。落射照明を使った透明サンプルの微分干渉観察については本をご覧いただければと思います。今回はHDDのプラッタを使ったサンプルのハンドリング法をご紹介します。HDDのプラッタは直径が10 cmほどの円形で通常のステージに乗せて観察する事はできません。そこでHDDのプラッタを乗せられるトレイを作りました。トレイは取り外しができるのでステージから外した状態でHDDのプラッタを乗せることができます。トレイはHDDのプラッタ以外にシャーレを乗せることもできますし、トレイに直接サンプルを乗せて観察することもできます。金属顕微鏡を使うにあたってかなり便利なトレイだと思います。このトレイ需要があれば販売しようと思います。ご興味ございましたら連絡フォームよりご連絡ください。HDDのプラッタをお持ちの方はあまりおられないと思います。いくつかはご用意可能です。合わせてお問い合わせください。引っ越しの際にHDDを数十台捨ててしまったのが悔やまれます。
金属顕微鏡でツリガネムシを暗視野観察とHDDプラッタを使った微分干渉観察した像の比較映像です。HDDプラッタを使った微分干渉観察は透過照明の微分干渉観察に近い像になりました。
HDDのプラッタにビニールテープの土手を作りサンプルをのせてカバーガラスで封じます。
HDDのプラッタをトレイにのせます。
トレイをステージに取り付けます。トレイは磁石で固定されます。
通常の観察時と同じくXY軸方向に自由に動かすことができます。
この写真の顕微鏡の落射照明は新モデルの試作品です。BH2 UMA用の落射照明に使っていたパーツが手に入らなくなったので入手可能なパーツで新型を作ることにしました。一週間以内に完成すると思います。
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