モノアラガイの卵の落射照明暗視野観察

 モノアラガイの卵を落射照明暗視野観察してみました。落射照明の金属顕微鏡は水中の透明サンプルの観察には向いていません。なぜ今回金属顕微鏡でモノアラガイの卵を観察したかというと、モノアラガイの卵は寒天質に包まれていてカバーガラスをかけることができなかったからです。暗視野観察に見えない像になっているのには理由があります。モノアラガイの卵をHDDのプラッタに乗せて観察しているのでプラッタで反射した光で透過光観察のようになっています。また、全体的にコントラストが低いのは落射照明の光が水面で反射しているからです。金属顕微鏡で水中のサンプルを観察する際コントラストが低く「故障?レンズが汚れた?」と慌てることが無いように、落射照明で水中のサンプルを観察するとこうなりますという例としてアップしてみました。それにしてもモノアラガイの赤ちゃんはなかなか可愛いですね。こんなに可愛いとは思いませんでした。深い水槽を作れば透過光の暗視野観察が可能かもしれないので挑戦してみます。

落射照明暗視野観察
対物レンズ:Olympus Neo SPlan 10 NIC
リレーレンズ:Olympus NFK2.5
0.7x スピードブースター
カメラ: Sony α6300


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