ハスのタネの吸水を顕微鏡観察で観察してみました。

 庭に作った池にハスを植えたいと思い、ハスのタネを発芽させる事を試みています。

ハスのタネは耐久性が高く、2000年前の遺跡から出土したタネが発芽したという有名な話があります。

耐久性が高いためか、普通に蒔いても発芽することはありません。

今回は殻の一部を壊して浸水させてみました。

図1

図1は処理の違うハスのタネの写真です。

図1Aは殻を壊して浸水したもの、Bは浸水前のもの、Cは殻を壊さずに10年間浸水させたものです。

殻を壊して浸水させたものは明らかに大きく膨らんでいます。

殻を壊さずに浸水させたものはあまり変化がないようです。

一回り大きいようですが、タネを取った個体が違うので個体差ではないかと思います。

殻を割っていない場合は、殻の表面に空気の層があるようで銀色に輝いていています。

殻を割ったものは吸水しているようなので発芽するのではないかと期待しています。


殻の表面を顕微鏡で観察してみました。

図2


図2はNeoSPlan10をつけた金属顕微鏡で偏光観察したものです。

Aは殻を割って給水させたもの、Bは吸水させていないものです。

赤い矢印は気孔の位置を示しています。

ハスのタネの殻にはくぼみがあって、その底に気孔があります。

吸水したタネの殻の気孔間の距離が大きくなっている事がわかりました。

殻の表面に割れ目ができていることも確認できました。

黒い球状の物体が撥水性を与えていると考えられる構造です。

吸水した殻では黒い球が大きくなっているようです。

図3

図3はNeoSPlan50で偏光観察したものです。

深度合成しているので気孔のくぼみはわからなくなっています。

表面が割れている様子や黒い球が大きくなっているのがわかります。

気孔も大きくなっているようです。


発芽するか楽しみです。


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